トップページ > フッ素樹脂
フッ素樹脂Fluororesin
フッ素 ってそんなに特殊なのかな?
学校で「物質の最も小さな単位は、原子である。」と習いましたね。
水素から始まって100を超える種類が確認されていますが、フッ素という原子は最も結合力が強い電子陰性度を持った、非常に小さな原子なのです。
そのように強い陰性力で結びついたフッ素分子は、分子の大きさが小さく細やかで、他の物質が入り込む余地が有りません。
他の分子で出来た物質が、フッ素分子で出来た物質と結びつくことが出来無い事が、「フッ素樹脂の耐食性」「フッ素樹脂の耐熱性」「フッ素樹脂の滑り性」「フッ素樹脂の防汚性」「フッ素樹脂の帯電性」等の特色として感じられるのです。
改めて昔懐かしい元素の周期律表を眺めてみては、如何でしょうか?
PTFEとは?
PTFEは、フッ素樹脂の代表格であり、最も早く合成されたフッ素樹脂原料です。
最も安定したフッ素樹脂と言えますが、最も加工性が悪いフッ素樹脂です。
PTFEは、フッ素樹脂として全ての特性を兼ね備えているが故に、加工が非常に困難となるのです。
フッ素樹脂の種類
一般的に使用されているフッ素樹脂は、「PTFE」「PFA」「FEP」「PCTFE」「ETFE」「ECTFE」「PVDF]「PVF」と8種類あります。
日本国内で市販されているフッ素樹脂の中からどの様な加工方法で、どんな製品に使用するのでしょうか?
そのような単純な疑問に、出来る限り簡単に解り易くアドバイスが出来れば、フッ素樹脂の利用が広がり、益々人間にとって住み易い世界になるかも知れない、と期待しております。
フッ素樹脂は、医薬品製造、半導体産業、ファイン製品の製造、宇宙開発、あらゆる世界できっと世の中を豊かにしてくれるでしょう?
導電性PTFEインサート管の2極リング式による通電テストです。 約2MΩの抵抗値となっています。
PTFE導電性インサート管
PTFEのイメージ